こちらは1920~1940年代を中心にドイツで生産されていたダブルブレスト仕様のニットジャケット 。
特に炭鉱夫のワークウェアとして着用されていたそうです。

そもそも流通数の多く無いこちらのニットジャケット 。今回ご紹介の機会に恵まれましたのは初めての邂逅となったコットン混紡のレアファブリック個体。多くはネイビーやブラックのお色のものが散見されますが、本個体はクリーム色でなんとも愛らしい色彩模様。

リブの紺色とのコントラストが実に美しくはありませんか。

このような希少なニットジャケットが、現代において再び陽の目を見ること。それは、単なる衣服の蘇りではなく、時間を纏うという贅沢そのものに他なりません。

手に取れば分かる、そのしっかりと編み込まれた質感。体に沿う自然な落ち感と、無骨さの中に潜む柔和な表情。決して主張しすぎることはなく、しかし確かな存在感を放つその姿は、まさに時代を越えてきた証。

日々の装いに加えれば、クラシックなスラックスやレザーブーツとの相性は言うまでもなく、デニムやスニーカーといったカジュアルなアイテムとも、美しい調和を見せてくれることでしょう。

古き良きものが持つ、ただ美しいだけではない“生きてきた証”。それを纏うことで、自らの在り方にも静かに問いを投げかけてくれるような、そんな一着です。

一期一会の出逢いを、どうぞお見逃しなく。

■size
肩幅37.5cm/身幅42.5cm/着丈62cm/袖丈60cm

■textile
Wool × Cotton

■condition
ダメージ、リペア跡がございます。
詳しくは画像をご確認下さいませ。

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