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フランスの老舗シューメーカー"J.M. WESTON(ジェイエム・ウエストン)"の中でも、
ブランドの哲学と職人技が最も濃密に詰め込まれたモデルのひとつが、この“#598”です。
本作は、そのクラシック・スプリットトゥ・ダービーの旧型、いわば“OLD WESTON”の息遣いを今に伝える一足。
J.M. WESTONは1891年、フランス・リモージュにて創業。
自社でタンナーを所有し、製革から仕上げまでを一貫して行う希少な存在として、
長きにわたりフランスのみならず世界中のクラシックシューズ愛好家から支持され続けています。
その中で“#598”は、Uチップ(スプリットトゥ)と外羽根式のダービーという構成を持つ定番中の定番。
本品は現行とは一線を画す、旧時代の仕様をそのまま残した希少なヴィンテージ個体。
革質、木型、縫製の表情、そのすべてが現代とは異なる趣を纏っています。
アッパーに用いられたのは、艶のあるブラックレザー。
ただのツヤ感ではなく、年月を経たからこそ現れる“深さ”がそこにはあります。
光を受けたときに生まれる陰影、足を通したときに伝わる柔らかさと反発力。
しなやかでありながら芯がある——まさにJ.M. WESTONらしい革の表情です。
特徴的なスプリットトゥのモカ縫いは、丁寧な手縫いで形成され、
そのラインはシャープでありながら、温かみを感じさせます。
機械的な精密さではなく、人の手の痕跡が残る“ゆらぎ”こそが、この旧モデルの最大の魅力かもしれません。
外羽根の開き具合や、アイレットの間隔も、現行に比べてわずかに広く、
履き口に余白を与えることで、フィッティングに柔軟性を持たせています。
そのため、履き始めからストレスが少なく、足に馴染むスピードも早い印象を受けます。
ソールは、分厚く堅牢なレザーソール。
履き込むごとに足の形に沈み込み、自分だけの“相棒”として育っていく過程を楽しめるのも、この靴ならではです。
ラスト(木型)は、クラシックなややロングノーズのバランスでありながら、
土踏まずのくびれやヒールカップのホールド力も高く、立体的な足の形状に忠実な構造。
その完成度の高さは、むしろ現行よりも旧モデルの方が際立っていると感じさせるほどです。
一見、非常に端正で正統派。
しかし、細部に宿る“品のある頑固さ”が、J.M. WESTONのスプリットトゥを唯一無二の存在にしています。
その空気感は、手に取っただけではわかりません。
足を通し、歩き、時間をかけてはじめて理解できる類のものです。
「古いものには、理由がある」
それは美しさや希少性だけではなく、長く残り続ける“構造の強度”の証明。
このOLD WESTONもまた、その系譜にしっかりと連なる一足です。
■size(cm)
表記サイズ:8 1/2, D
ソール全長30/底幅11
■textile
Shell:Leather
■condition
全体的に着用感がございます。
その他は画像をご確認下さいませ。
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