SOLD OUT
Adolphe Lafontは、1896年にリヨンで設立されたフレンチワークウェアの代表的ファクトリー。
創業者アドルフ・ラフォンが最初に手がけたのは、職人の妻たちが作業中に着用していたエプロンの改良だったとされますが、その思想はやがて男性労働者たちのための作業着にも広がっていきます。
着やすさ、動きやすさ、そして耐久性を備えたユニフォームは、時代の労働現場を支えながら、次第に"労働着"の枠を超えて、ワークウェアというジャンルそのものの基礎を築いていきました。
今回取り上げるのは、定番のブルーではなく"ホワイト"の個体であるという点にこそ、大きな意味がございます。
その白は単なる色彩の選択ではなく、職能と誇りの象徴。
希少なホワイトのカバーオールが現在まで残っていることは、着用環境の厳しさを思えば奇跡的ですらあり、その存在自体がすでにアーカイブとしての価値を帯びています。
この一着において注目すべきディテールは、何よりもその全体的なバランスの良さ。
現代的な再解釈なしで着用できる完成された造形をしています。
その中でひと際目を引くのが、V字型のステッチを持つ大型パッチポケット。
縫製によって補強されるだけでなく、ステッチラインが装飾性としても機能し、ジャケット全体の印象にリズムと重心を与えています。
このVステッチは、時代を示す指標としても機能する重要なディテール。
加えて、ボタンやカフス、袖のつくりも極めて堅牢かつ簡潔。
厚みのあるコットンツイル地は、単なるホワイトではなく生成りのような絶妙な色合い。
デッドストックという類稀なるコンディションでありながらも、溢れ出てくる雰囲気にヴィンテージとしての感触があります。
機能性を追求する中で、必然的に生まれた造形美。
今、このジャケットに袖を通すこと。それは、かつての時間に触れ、その記憶を纏いながら、現代の生活に“労働の美意識”を引き寄せるということ。
過ぎ去った時間に対する敬意と、手に取った者だけが感じ取れる静かな誇りを宿した本品。
フラッシャー付きの好個体でもあります故、コレクションピースとしてもいかがでしょうか。
■size(cm)
表記サイズ:52
肩幅53/身幅65/着丈71/袖丈68
■textile
Shell:Cotton100%
■condition
デッドストックです。
その他は画像をご確認下さいませ。
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