2025/06/06 09:54
20代の頃、心から憧れていたジャンルの服がありました。
当時は手が届かなくて、ただ遠くから眺めていた存在。
それが最近になって、ようやく手に入るようになりました。
でも、実際に手にしてみると、
あの頃感じていたような高揚感は不思議と湧いてこなかったんです。
その一方で、20歳の頃、無理をして手に入れた一着の服は、今でも大切にしています。
袖を通すたび、当時の気持ちや空気までもが鮮やかによみがえってくるようで、
その服はただの「モノ」以上の存在になっていました。
改めて感じたのは、
“欲しい”と思ったその瞬間にこそ、想いが宿るということ。
その時の自分の気持ちに素直に応えた記憶こそが、
かけがえのない価値になるのだと思います。
もし今、心がときめく一着があるのなら――
「いつか」のあなたではなく、「いま」のあなたが手にすることを、大切にしてみてください。
きっとその服は、あなたにとって特別な一着になるはずです。