2025/05/17 01:40



無理に古着に可能性を求めない――


それは僕たちが前回の買い付けで掲げた、ひとつのテーマ。


vintageという言葉にはどこか魔法めいた響きがあります。時を経たというだけで価値があるかのような空気。


また、ただ今っぽいだけの

新品の方が優れているチープな古着はいらない、古着である必要もない。


僕たちはそれに流されたくない。服そのものの「本質」を見つめたい。


買い付けの際、膨大な数の服が目の前に現れます。


時代も国も素材も無数――

そんな中で僕たちが大切にしているのは、「何を選ぶか」ではなく「何を選ばないか」


ひと目で胸が騒ぐ服もある、

けれどその興奮が“一過性”ではないかどうかを、いつも自問します。


今着たいこれからも残したいは違っていて、

その服が自分たちのフィルターを通してもなお、10年後にも誰かのクローゼットに残っているか――


歳を取っても、日々の暮らしの中でふと袖を通したくなるようなリアルさを持っている。僕たちは、そんな服だけを選びたいと思っています。


古着というフィールドに、無理に可能性を求めない。


けれど〈それでも残る服〉

語らずとも立ち姿だけで人の心を動かす服。


流行でも懐古でもなくそう思える一着に出会えたときだけ、手を伸ばす。


店頭に並んでいる服達は

僕達が膨大な服達の中から選んできた、厳選されたプロダクト達――


選んできた全ての服が良いと思っています。選んできた全ての服がこれからも〈残る服〉だと思っています。


いつの時代も色褪せない服は

「本物の美しさ」をもたらします。


是非直接ご覧ください。