オイルドコットンが醸し出す渋さが魅力の、1994年製造“BARBOUR”の"Durham(ダーハム)ジャケット


Barbour(バブアー)とは、1894年に "John Barbour（ジョン・バブアー）" によって、イギリス北東部サウスシールズにて創業した英国発のアウトドアライフスタイルブランドになります。

現代では、メインアイテムとなりマス向けに多数のアイテムがリリースされていますが、元々は水夫・漁師などの港湾労働者の為に、耐久性の高いオイルドクロスを提供したのが始まりとされ、イギリスに根付いたワークウェアがベースになります。

1908年には、息子である "Malcolm Barbour（マルコム・バブアー）" が初の通信販売カタログを制作するなど、一族でブランドを繁栄させ、さらには、マルコムの息子である "Duncan Barbour（ダンカン・バブアー）" は、モーターサイクルウェアに造詣が深かった為、1936年にはモーターサイクル用のスーツ、名作の「INTERNATIONAL(インナーナショナル)」を発表しています。
このスーツは瞬く間に評判となり、1936年〜1977年にかけて英国のインターナショナルチームがこぞって着用しました。

その後の1974年には、エディンバラ公爵殿下から最初の王室御用達の証である "Royal Warrant（ロイヤル・ワラント）" を授与します。

1982年には、エリザベス女王陛下より2つ目のロイヤル・ワラントが授与され、1987年にも、プリンス・オブ・ウェールズ殿下より3つ目のロイヤル・ワラントが授与されました。

イギリスブランドの一つの指標ともされており、取得するのが困難とされる、ロイヤル・ワラントを取得している事からも当ブランドの品質の高さは、今更言うまでもないでしょう。

ロイヤルワラントを認定されたブランドのみが、ロイヤルアームス（紋章）を掲げることが出来ますが、5年ごとに精査・更新される為、1度認定されても5年後に脱落する可能性もある厳しい世界。
そんなロイヤルワラントを3つも永続的に取得し続けているのは、もはや一級ブランドの証とも言えます。

今回ご紹介するアイテムは、1994年製造の"Durham(ダーハム)"というレインコート型のラインになります。ライン名は街の名前が元になっており、最大の特徴は肩から背中にかけて付属している雨除けのディテールです。雨が多いイギリスにおいて雨具的な役割を果たしていたのだと思います。

そしてもう一つの特徴は、生地のオンスにあります。通常は6オンスの生地が使われているのに対して、このダーハムは4オンスのコットンが使われていると言う事です。その為、着心地も軽く軽やかで、さらには、雨が降ったらサッと、取り出せるよう折りたたんでも比較的コンパクトになってくれる所もこのオンスならではの良さです。

そして腰元と首元にドローコードが付属し、裏地もブラックウォッチと見逃せないディテールが満載です。さらに、サイズは40 と少しゆとりのあるサイズ感になっています。これからの寒い時期に厚手のニットなど挟んでいただけたらバランスよく収まるかと思います。

歴史あるイギリスの伝統的なアイテムを自身のワードローブに是非加えていただきたい。


■size
表記：40
肩幅50cm/身幅58.5cm/着丈78cm/袖丈60cm

■model
172cm 60kg

■textile
オイルドコットン

■condition
油分や匂いはほぼありません
使用感はありますが、大きな破れ等もなく
まだまだご使用いただけます
画像をご確認ください

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