SAINT JAMES製でデッドストック、柔らかなコットン生地と好条件なフレンチワーク


フランス北部ノルマンディー地方にあるSAINTJAMES市。その町の名を冠したセントジェームス社は、今もネームタグに刻まれている通り1889年に創設されました。産業革命後の19世紀の半ば、それまでアトリエでの手仕事であった紡績、染糸業は、当時のセントジェームス市長であったレオン・ルガレ氏によって工業化され、地域の主要産業となる繊維業の一端を築きました。

モン・サンミッシェルの干潟の牧草で育った羊からとれる良質の羊毛は、地元の漁師や船乗りたちの大切な仕事着であるマリンセーターを生み出し、フランス軍に衣類の供給を行うなど、技術が高く、実用性を備えたアイテムを世に生み出したセントジェームスの原型ともなっています。

2005年1月、「伝統を正しく継承しフランスの精神を伝達する企業」として高く評価され社会へ貢献した優良企業に授与されるEDC優秀賞“EDC ETHIQUE & GOUVERNANCE”を受賞するなどフランス国内でも高い評価を受けている企業の一つです。

そしてこちらのアイテムは、推定60年代頃の"SAINT JAMES(セント・ジェームス)" 製のコットンツイル素材を用いたブルーワークジャケットになります。フランスらしい裾が広がるエレガントなシルエットに丸みを帯びた襟と少しゆとりのある胸元がフランスのワークアイテムらしさや風土を感じられる正に”王道”と言えるアイテムです。

生地はコットンツイルでモールスキンの生地に比べてオンスが薄く、テロっとした生地感は着用時に快適さを感じられます。深みのあるブルーのヨーロッパらしい染色は、アメリカ産のブルーデニムと違い、奥ゆかしい文化が伺えます。コットンツイルの生地もデニム生地と同じように着込むほどに味わいが増し、ご自身だけの一着に育つことでしょう。

様々なスタイリングにも加えやすく、ヨーロッパ古着をこれから挑戦される方に是非お勧めしたいアイテムです。


■size
・92-72
肩幅46cm/身幅52cm/着丈72cm/袖丈61cm

■model
172cm 60kg

■textile
コットン

■condition
DEADSTOCK

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