ARNYS Forestière ― Appointment Only
1837年、ティエリー・エルメスによってパリで創業した"HERMÈS(エルメス)"。
馬具工房を起点としながら、バッグや革小物、シルク、ジュエリー、そしてウェアへと領域を広げ、現在に至るまでフランスを代表するメゾンとして独自の美意識を築き続けています。
本品は1990年代頃のHERMÈSより、ブルーを基調としたストライプ柄のコットンドレスシャツ。清涼感のあるライトブルーをベースに、ホワイトを中心とした複数の細いラインを規則的に配したストライプ。遠目には非常に端正なブルーストライプですが、近くで見ると線の太さや濃淡に細かな変化があり、単調にならない奥行きのある表情を見せます。
襟は適度な開きを持たせたレギュラーカラー。身頃には胸ポケットなどの装飾を設けず、ストライプそのものの美しさを活かした極めてシンプルな構成です。フロントには白蝶貝を思わせるホワイトのボタンが並び、ブルーとホワイトで統一された清潔感のある佇まいに仕上げられています。
その中で、本品を象徴するディテールとなっているのがカフスです。
袖口には通常のボタンではなく、HERMÈSを象徴する「セリエ」を意匠とした銀色のメタルボタンを配置。
馬具に由来するセリエのモチーフは、バッグやレザーグッズ、アクセサリーなど様々なカテゴリーで用いられてきたメゾンを代表する意匠のひとつです。小さなパーツでありながら、外周には"HERMÈS PARIS"の文字が入り、袖口からわずかに覗くだけでも確かな存在感があります。
シャツ全体を大きなロゴや装飾で主張するのではなく、カフスという限られた箇所にメゾンのアイデンティティを落とし込む。この控えめな表現も、HERMÈSらしい部分でしょう。
また、カフス自体にも十分な長さが取られており、クラシックなドレスシャツらしい端正な設計。ジャケットを羽織った際には袖口からストライプと銀色のセリエが覗き、非常に美しいアクセントになります。
背面はヨークから身頃へと繋がるオーセンティックな構成。全体として奇をてらったパターンではなく、シャツとしての基本的な完成度を重視した一着です。
1990年代のHERMÈSは、メンズウェアにおいてヴェロニク・ニシャニアンがディレクションを担っていた時代。レザーやシルクといったメゾンを象徴する素材だけでなく、日常着としてのシャツやニット、トラウザーズにも、素材選びと細部の仕立てによってHERMÈSらしい品格が表現されていました。
本品もまた、一見すると普遍的なブルーストライプシャツでありながら、生地の繊細な配色、端正な襟型、そしてカフスに配された銀色のセリエと、細部を見るほどメゾンらしさを感じられる一着です。
時代を限定する強いデザインではなく、現在のワードローブにも違和感なく取り入れられる普遍性。
袖口にさりげなくHERMÈSの存在を残した、1990年代らしい上品なストライプシャツです。
■size(cm)
表記サイズ:42, 16 1/2
肩幅48/身幅61/着丈80/袖丈65
■textile
Shell:Cotton100%
■model
■condition
綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。
発送まで4日程度頂戴いたします。
【必ずオンラインサイト下部の特定商取引法に基づく表記をお読みになってからご購入ください。】
※神経質な方のご購入はご遠慮ください。
※NCNR、ビンテージやアンティークにご理解のある方のみご購入下さい。
新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。