ARNYS Forestière ― Appointment Only
1838年、Joseph-Christophe Charvetによってパリで創業した"Charvet(シャルベ)"。
パリ・ヴァンドーム広場に店を構え、シャツを中心としたメンズウェアを長きにわたり手掛けてきたメゾンです。特にシャツメーカーとしての評価は高く、仕立ての美しさだけでなく、生地選びや色彩感覚においても独自の存在感を持っています。
本品は2000年代頃の個体と思われる、フランス製のコットンドレスシャツ。
ホワイトをベースに、ブルーと淡いピンクの細かなストライプを配した一着です。
シャルベらしさを感じさせるのは、単純なストライプシャツに留まらない繊細な色の組み合わせ。ブルーのラインに柔らかなピンクを交互に組み合わせることで、クラシックなドレスシャツの構成でありながら、どこか軽快で華やかな表情に仕上げられています。
遠目には白を基調とした非常にクリーンな印象ですが、近くで見ると複数色の細かなラインが現れ、見る距離によって印象が変化します。強いコントラストをつけるのではなく、淡い色彩を細かなピッチで重ねることで成立する配色は、シャルベのシャツならではの魅力のひとつです。
素材にはコットンを使用。細かな織りによる軽やかな生地感で、ドレスシャツとしてはもちろん、日常的なスタイリングにも取り入れやすい質感です。長年着用されてきたヴィンテージならではの柔らかな風合いも加わり、新品のドレスシャツとは異なる自然な表情が生まれています。
襟は比較的端正なレギュラーカラー。極端に大きくも小さくもないバランスで、タイドアップからノータイまで幅広く対応します。胸元には小ぶりなパッチポケットを配置。ストライプの柄合わせを意識しながら取り付けられており、シャツ全体の端正な印象を崩さない控えめなディテールとなっています。
袖口はシングルカフ仕様。ドレスシャツを背景に持ちながらも過度にフォーマルへ寄りすぎず、袖を捲ってラフに着用した際にも自然に収まります。
シルエットにも現代のシャツとは異なる魅力があります。身幅には適度なゆとりがあり、身体のラインを強調するような細身のフィッティングではありません。肩から身頃へ素直に落ちるラインと、ゆとりを持たせたアームによって、ジャケットのインナーとしてだけではなく、一枚で着用した際にも程良いボリュームが生まれます。
背面にはヨークを設け、その下から身頃へと生地を落としたオーソドックスなシャツ構造。奇をてらったデザインではなく、生地、色、仕立てというシャツそのものの要素によって完成度を高めています。
ジャケットやスラックスと合わせれば本来の端正な佇まいを楽しめる一方、色落ちしたデニムやチノ、ミリタリートラウザーズなどと合わせても違和感がありません。
フレンチヴィンテージのワークウェアとは全く異なる背景を持ちながら、年月を経たコットンの風合いによって、現代では両者を自然に組み合わせられる点も古いシャルベの面白さ。
ブランドを大きく主張する要素はなく、目に入るのはあくまで生地と仕立て。
ブルーとピンクというシャルベらしい繊細な色使いを、日常的に着用できるオーセンティックなシャツへ落とし込んだ一着です。
■size(cm)
表記サイズ:表記なし
肩幅48/身幅59/着丈81/袖丈63
■textile
Shell:Cotton100%
■model
■condition
左袖に僅かな小穴がございますが、その他綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。
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