ARNYS Forestière ― Appointment Only
ニューヨークを起点に、100年以上にわたって紳士服の世界で名を馳せた“SULKA”。
Sulkaは1893年、ニューヨークでAmos Sulkaと仕立職人Leon Wormserによって創業。1895年にはBroadwayへ店舗を構え、その後Fifth Avenueへと拠点を移します。
さらに20世紀初頭にはロンドン、パリにも店舗を展開。
タグに見られる “NEW YORK / LONDON / PARIS” という表記は、まさにSulkaが歩んできたブランドの歴史そのものです。アメリカ生まれでありながら、ヨーロッパのエレガントなドレスウェア文化とも深く結びついた、非常に珍しい立ち位置のブランドです
Sulkaが特に得意としていたのがシャツ。
高品質なカスタムシャツを手掛ける一方、シルクをはじめとする上質な素材を使ったネクタイやローブなども展開し、当時の洒落た紳士たちから支持を集めていました。実際、20世紀前半のSulkaは英国やフランスの名門シャツメーカーと並んで語られる存在でもあり、The New Yorkerの1929年の記事でも、パリの有力なシャツメーカーのひとつとしてSulkaが紹介されています。
そんなブランドが作るシャツだけに、シンプルな中にもどこか品のある佇まい。
今回の一枚はコットン100%の生地を使用しており、端正さを持ちながら、日常着としても取り入れやすいバランスです。
特に印象的なのが、この淡いピンク。
決して派手な色ではなく、洗いざらしたような柔らかなニュアンスがあり、白やブルーのシャツとはまた違った表情を見せてくれます。
あえて第一ボタンを開けて、Tシャツ感覚でラフに着るのもおすすめです。
Sulkaの面白さは、アメリカのブランドでありながら、単純なアメリカントラッドだけでは括れないところ。
ニューヨークで生まれ、ロンドンとパリへ進出し、それぞれの都市の空気を取り込みながら独自のエレガンスを築いていったブランドです。
そのため、このシャツも古いアメリカ製シャツとして楽しむだけではなく、フレンチやブリティッシュのヴィンテージと合わせても面白い。
一見すると非常にベーシックなコットンシャツ。
けれど、タグを見ればそこには New York、London、Paris。
100年以上前から世界の紳士服文化を横断してきたSulkaだからこそ生まれる、控えめながらも確かな存在感があります。
現在ではブランド自体を見る機会も少なくなったSulka。
古いシャツがお好きな方はもちろん、上質なベーシックウェアをお探しの方にもぜひ手に取っていただきたい一枚です。
シンプルな服だからこそ、ブランドの背景と当時の仕立ての良さが感じられます。
■size(cm)
表記サイズ:表記なし
肩幅48/身幅64/着丈79/袖丈61
■textile
Shell:Cotton100%
■model
■condition
着用感がございますが、比較的綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。
発送まで4日程度頂戴いたします。
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