ARNYS Forestière ― Appointment Only
フランスを代表するメゾン、Cartierによるヴィンテージアイウェア「SATURNE(サターン)」。
ジュエリーや時計のイメージが強いCartierですが、ヴィンテージアイウェアの分野においても、その完成度と独自性から現在高い評価を受けています。
特に1980〜90年代頃のモデルには、現代のアイウェアとは異なる繊細なメタルワークや装飾的なディテールが多く見られ、眼鏡という実用品をジュエリーに近い感覚で構成していたことが窺えます。
こちらの「SATURNE」は、そうしたCartierのヴィンテージアイウェアを象徴するモデルのひとつ。
同モデルは1990年代のフランス製の個体でヴィンテージ市場ではCartierの「Thin Rim」シリーズに属するモデルとして紹介されています。
最大の特徴となるのは、横方向へ緩やかに伸びたオーバルシェイプ。
ラウンドほどクラシックに寄り過ぎず、スクエアほど輪郭を強く主張しない絶妙な形状で、細身のメタルリムと組み合わせることで非常に端正な表情に仕上げられています。
フレームにはゴールドカラーのメタルを採用。
ヴィンテージのSATURNEはゴールドプレーテッド仕様で、このモデルを特徴付ける繊細なオーバルフレームと非常に相性の良い仕上げです。
Cartierらしさが表れているのが、ブリッジからヒンジ周辺にかけての造形。
一見すると極めてシンプルなメタルフレームですが、正面から眺めると、レンズを囲む細いリムに対してブリッジやヒンジ部分には立体感を持たせています。
華美な装飾を加えるのではなく、ごく小さなパーツの造形によって高級感を生み出している点は、ジュエラーを出自とするCartierならではでしょう。
レンズにはフレームのゴールドと馴染むブラウンカラーを採用。
ゴールド×ブラウンという暖色系の組み合わせによって、メタルフレーム特有の硬質さが程良く抑えられています。
また、テンプルは非常に細く設計され、フロントからサイドまで流れるようなラインを形成。
耳に掛かるモダン部分にはブラウン系の素材が組み合わされ、正面のブラウンレンズからゴールドのテンプル、そしてブラウンのモダンへと自然に色が繋がります。
ボリュームのあるセルフレームとは対照的に、顔に掛けた際の存在感は非常に軽やか。
サングラスそのものを強く主張するというより、アクセサリーやジュエリーを身に着けるようにスタイリングへ取り入れられる一本です。
「SATURNE」という名称はフランス語で「土星」を意味します。
細いメタルによって描かれるオーバルの輪郭には、どこか天体の軌道を思わせるような優美さがあり、Cartierらしいネーミングも含めて完成度の高いモデルです。
ヴィンテージ専門店の資料でも、モデル名についてローマ神話のサトゥルヌスおよび惑星のSaturnに由来するものとして紹介されています。
近年の大ぶりなサングラスとは明確に異なる、コンパクトなオーバルシェイプも魅力。
ジュエラーとして培われたCartierの美意識を、非常に小さなプロダクトの中に凝縮したヴィンテージアイウェア。
細身のゴールドメタル、均整の取れたオーバルシェイプ、ブラウンレンズという要素が過不足なく組み合わされた「SATURNE」。
ヴィンテージCartierのサングラスの中でも、装飾性と日常での掛けやすさを併せ持った一本です。
■size(cm)
表記サイズ:
幅13.5/奥行14.5/テンプル長さ5/レンズ幅(縦4×横5.5)/鼻幅2
■textile
Shell:Metal
■model
■condition
とても綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。
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