ARNYS Forestière ― Appointment Only
1990年代後半、Tom Ford(トム・フォード)がクリエイティブ・ディレクターを務めていた時代の"GUCCI(グッチ)"による、ブラックレザーのホーボーワンショルダーバッグ。
1994年にTom Fordがクリエイティブ・ディレクターへ就任したGUCCIは、それまでのクラシックなラグジュアリーブランドから、モダンでセンシュアルなブランドへと劇的な変貌を遂げます。装飾を削ぎ落としたシャープなライン、ブラックレザーとシルバーメタルを基調とした都会的な色彩、そして建築物のような立体感を持つプロダクトデザイン。現在のGUCCIにも大きな影響を与えたその方向性は、90年代後半から2000年代初頭にかけてブランドの黄金期を築き、現在でもTom Ford期はヴィンテージGUCCIの中でも特に高い人気を誇っています。
こちらも、その時代ならではの美学が色濃く表れた一品です。
最も印象的なのは、バッグ本体とショルダーストラップを繋ぐソリッドなメタルパーツ。直線と直角のみで構成されたような無機質なフォルムは、ホースビットやバンブーなどクラシカルなGUCCIのアイコンとは異なる、Tom Ford期ならではのデザインです。重厚感のある無垢材のような存在感を持ちながら、過度な装飾性は一切ありません。金属そのものの質量や面構成をデザインとして成立させる手法は、この時代のGUCCIを象徴する意匠のひとつと言えるでしょう。
ショルダーストラップは、このメタルパーツによって着脱が可能な構造。バッグ本体とストラップを一体化させるのではなく、工業製品のジョイントを思わせる機構として見せることで、機能そのものをデザインへ昇華しています。
開閉はファスナー仕様。引き手にはインターロッキングGをモチーフとしたオリジナルのジップトップを採用しており、ブランドアイコンでありながら控えめなサイズ感にまとめられています。
外観は極めてミニマルでありながら、細部にはGUCCIらしいアイデンティティが自然に落とし込まれています。
素材には上質なブラックレザーを使用。過度なシボを持たない滑らかな表情で、光を受けると穏やかな艶が現れます。使い込むことで細かな擦れや艶の変化が生まれ、ヴィンテージレザーならではの風合いを楽しめる素材です。
ホーボーバッグ特有の緩やかなカーブを描く開口部と、身体へ自然に沿うフォルムも魅力の一つ。角張ったボックス型とは異なり、肩に掛けた際にバッグ全体が身体へ馴染み、美しい曲線を描きます。一方で底マチはしっかりと設けられているため収納力にも優れ、見た目以上の実用性を備えています。
内装にはGUCCIのモノグラムジャカードライニングを採用。ブランドロゴを全面に織り込んだファブリックは、外装のミニマルさとは対照的に、開いた瞬間にラグジュアリーな印象を与えます。普段は見えない内装にまで丁寧な素材選びを行う姿勢も、この時代のGUCCIらしい魅力です。
現在のGUCCIはデザインの幅が大きく広がっていますが、Tom Ford期のプロダクトには一貫して「引き算」の美学があります。
ブランドロゴを前面に押し出すのではなく、素材、シルエット、金具の造形だけでGUCCIと分かる完成度。
その存在感こそが、この時代の作品が今なお世界中のコレクターから支持される理由でもあります。
ファッションとしてだけでなく、90年代ラグジュアリーデザインを象徴するプロダクトとしても高い完成度を誇る一品。
Tom Fordが築いたGUCCI黄金期の空気をそのまま宿した、洗練されたブラックレザーのホーボーワンショルダーバッグです。
■size(cm)
表記サイズ:表記無し
縦22.5/横27.5/厚さ5/ショルダー51
■textile
Shell:Leather100%
■model
■condition
全体的に使用感がございます。
その他は画像をご確認下さいませ。
発送まで4日程度頂戴いたします。
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