INIS MEAIN（イニシュマン）は、1976年にアイルランド西岸・アラン諸島の一つ、イニシュマン島で創業したニットブランド。

島の厳しい自然環境と共に育まれてきたアランニットの伝統を背景に、実用性・耐久性・着心地を重視したニットウェアを一貫して作り続けています。アランニット本来の役割は、防寒具であり作業着。INIS MEAINのニットもまた、装飾性より機能性を重んじ、空気を含む立体的な編み構造、肉厚なウール、長年の着用に耐える堅牢な作りを特徴としています。

本品は1980年代頃の一着。伝統的なアランニットをベースに、ショールカラーとダブルブレスト仕様を採用した、非常に珍しいニットジャケット型です。ニットでありながら構築的で、前を留めればアウターのような佇まい、開ければ自然なドレープが生まれ、セーター以上・コート未満の独特のバランスで着用いただけます。

素材にはウールを使用。重量感のある編み地ながら、着用時には身体に沿うように馴染み、
アランニット特有の高い保温性と通気性を兼ね備えています。袖口・裾のリブもしっかりと編み込まれており、実用着としての完成度の高さが伺えます。

内タグには“Handloomed and Handknitted in the Aran Islands”の表記。当時もアラン諸島に根ざした手仕事による生産が行われていたことを示しています。

流行とは距離を置き、土地と生活に根ざしたニット。
80年代アイルランドニットの中でも、完成度の高さが際立つ逸品です。

■size(cm)
表記サイズ:46
肩幅59/身幅63/着丈71/袖丈64

■textile
Shell:Wool100%

■model

■condition
とても綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。

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