1999年秋冬、C.P. Companyが“日常着としての完成度”を最も高めていた時代に製作されたウール×ナイロン素材のシャツジャケット。

本作を手がけたのは、90年代後半のC.P. Companyを支えたデザイナー Moreno Ferrari（モレノ・フェラーリ） です。Massimo Osti退任後、Ferrariはブランドの核であるミリタリーやワーク由来の思想を継承しながら、過度な実験性に頼らず、素材・パターン・着用時のバランスを冷静に整えたコレクションを展開しました。

「普通に着られるが、明らかに質が違う」──そんなC.P. Companyらしい日常着を最も体現していたのが、この時代です。

生地にはウールを主体にナイロンを混紡したファブリックを使用。柔らかなドレープ感と程よいハリを併せ持ち、シャツの軽さとジャケットとしての安心感を両立しています。ウール100％にはない耐久性、ナイロン100％にはない奥行きのある表情が、この年代特有のバランスでまとめられています。

フロントはシンプルなZIP仕様。無駄な装飾を排したミニマルなデザインで、シャツ感覚でもアウターとしても着用可能。コートのインナーとしても使いやすく、秋冬のレイヤードに自然な奥行きを与えてくれる一着です。

派手さはありませんが、着用を重ねるほどに良さが伝わるタイプの服。99AW期らしい、実験性よりも完成度を重視したC.P. Companyの魅力を感じていただけます。

■size(cm)
表記サイズ:4
肩幅50.5/身幅59.5/着丈73/袖丈65.5

■textile
Shell:Wool80% Nylon20%

■model
176cm

■condition
とても綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。

発送まで4日程度頂戴いたします。

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