"Russell Athletic(ラッセルアスレチック)"は、1902年に米国アラバマで創業したスポーツウェアの老舗。
カレッジスポーツやワークシーンの現場で鍛えられた耐久性と、プレイヤーが動きやすい設計思想を背景に、スウェットという衣服のスタンダードを築いてきました。
スウェットが単なる運動着から日常のワードローブへと拡張していく20世紀後半、その中心にあったのがRussell Athleticの実直な物づくり。
無駄を削ぎ落とし、縫製と素材の品質で勝負する——そんな哲学は今なお色褪せず、クルーネックスウェットというカテゴリにおいても原器のような信頼感を放ちます。

本作はクルーネックのスウェット。
スタンダードを寸分違わずなぞりながら、現代の街着としての快適さを備えた一枚です。
素材はコットンを主体とした中肉の裏毛(テリー)で、肌面はループが柔らかく当たり、通年で使いやすい保温性と通気性のバランス。
洗濯を重ねるほどに表面の目がほどよく開き、ふっくらとした風合いが増していきます。
首元は詰まりすぎないクルー。
袖口と裾は高密度のリブで切り替え、身体に寄り添うフィット感と、全体のシルエットをきゅっと引き締める視覚効果を両立。
脇下には縫い代のごろつきを抑えるフラットな縫製を採用し、肌当たりが快適。
身幅は適度なゆとりを持たせ、着丈は長すぎず短すぎない王道バランス。
リブのテンションで自然にブラウジングが生まれ、着る人の体格にしなやかに馴染みます。
無地ゆえに佇まいはミニマルですが、肩の線、袖のドレープ、リブの陰影といった小さな要素が重なり、着た瞬間にわかる良さへと昇華。

スポーツ由来の機能と日常の審美眼が交差する場所に佇むRussell Athleticのスウェット。
流行を超えて支持されてきたのは、誠実な素材選びと、艶やかな色合い、身体を主役にするパターンによるもの。
ワードローブの基礎体力を底上げしてくれる、頼れるスタンダードとして迎えてみてはいかがでしょうか。

■size(cm)
肩幅51/身幅53/着丈66/袖丈59.5

■textile
Shell:Cotton50% Polyester50%

■model

■condition
とても綺麗な状態です。
その他は画像をご確認下さいませ。

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