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1970年代、アフリカ南部の内陸に位置するローデシアは、現在のジンバブエ、ザンビアにあたり、当時はイギリス軍の植民地下にありました。
未だ英国の影響を強く残していたこの国ならではのブラッシュストロークカモフラージュ。
視覚的な衝撃をもって迫る大胆な迷彩は、英国の普及の名作たるパターン。
あくまで機能のために考案されたものですが、そのビジュアルインパクトには独特の美が宿ります。
筆で刷いたような大胆なタッチをそのままに、ローデシア軍はこれを気候や地形に応じた仕様へと進化させました。ローデシア版のそれは、より鮮明なコントラストを持ち、乾いた大地に映えるよう意図されたもの。
ブラウン、グリーン、ベージュが交錯する柄は、敵の視界を撹乱し、同時に装備する兵士の精神にも作用したであろうことが想像されます。
ジャケット自体は軽量なコットン素材で、通気性に優れており、戦闘服としての合理性を感じさせます。
ベルギー軍のそれに比べるとよりラフに羽織れる生地感。
一方で、ステッチの走らせ方やポケットの形状には、どこかハンドメイド的な揺らぎがあり、戦地における急造と個人の裁量の混在を読み取ることができます。
ローデシアという国は、その歴史において常に複雑な立場に置かれてきました。
英国連邦の影響を受けながらも、自立への葛藤が色濃く、軍装においても"模倣"と"独自性"の間で揺れ動いていたのです。
この一着は、そうした時代と政治の狭間から生まれた"美しい矛盾"の結晶とも言える存在でしょう。
■size(cm)
表記サイズ:5
肩幅50/身幅65/着丈81.5/袖丈62
■textile
Shell:Cotton
■condition
とても綺麗な状態です。
左袖のカフスのボタンホールが存在しません
その他は画像をご確認下さいませ。
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