フレンチワークの代表格にして定番のアイテムであるハンディングジャケット。
当時における狩猟というものは、上流階級におけるスポーツや嗜みと遊戯の一環であったと言います。

本品はハンティングジャケットの中でも極めて稀な出自を有する、フランスの孤島でイタリア半島の西に位置する「コルス島」で親しまれていた一着。同島はナポレオンの出身地としても知られます。
コルスタイプに共通するのが背面のゲームポケットから連続する、フロントの独特なポケットデザイン。イタリアの影響を多分に受けたであろうことは想像に難くありません。

此度ご紹介の巡り合わせとなったのは、モールスキンの中でも数少ないブラウンモールスキンにしてダブル仕様という類稀なるレア個体。

皆様ご存知の通り、モールスキンの語源は「モグラの皮」のようであることに由来するわけではありますが、長い年月の蓄積のもと非常に美しい経年変化を遂げたこの一着。一度見ただけではレザーだと見間違われる方も多いのでは無いでしょうか。

表面に浮かび上がる麗しい程の光の照り返し。ハンティングジャケット本来のマスキュリンな風貌はそのままに、フランスの上品な風薫るエイジングの仕上がりは好個体と言って差し支えないでしょう。

視線を上に上げれば、右肩には歴史を物語る表情を讃えたレザーパッチ。ハンティングジャケット然としたこのガンパッチもブラウンモールスキンに実によく馴染みます。

これだけの好条件の上、ダブル仕様というのが殊更堪りません。シングルの仕様では成し得ない秀逸なシルエットはヴィンテージコレクターの皆様方の琴線に触れていただけるであろう事確信しております。

奇跡の一着、是非ともご体感下さいませ。

■size
肩幅48.5cm/身幅59cm/着丈72cm/袖丈62cm

■textile
Cotton

■condition
ヴィンテージ特有のシミや擦れ等ございますが、ボタン欠損のない良個体にございます。
詳しくは画像をご確認下さいませ。

発送まで4日程度頂戴いたします。

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